ある二次元画像の出元を巡る一夏の冒険
まずは次のリンクを見てほしい。
https://www.google.com/search?q=%E4%B9%9D%E6%9D%A1%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3
スマホで見るとおそらく結果の一番上に画像検索の結果が横一列に表示されているだろう。*1
その一番左の画像をタップしてみてほしい。
かわいいね
-本題-
このかわいいカレンちゃんの画像を保存しようと思い立ったわけである。が、この画像、メチャクチャ解像度が低い。
こういう時、私は大抵Google画像検索をする。そこから他のサイズを探す→サイズ大を選ぶだけでとても品質のよい萌え絵を手に入れることが出来る。
そこで今回もこのプロセスを試みたのだが・・・
あれ?
しかも、この画像群、それぞれクリックするとわかるが全部同じ低解像度である。(※真ん中のサイトは詐欺スクリプトが動くようになってるのか、広告が悪さしてるのかわからないが、とにかく例のウザいポップアップ詐欺広告が出てきたので開かない方が良い)
ここに来て万事休すかと思われた。
が、適当にこの中の1つの画像を適当に選んで*2もう一回画像検索する。こういうときには粘りが肝心である。
が、出てきた画像検索結果はさっきと同じサイト3つだった。
またまた万事休す。が、諦めきれないので「すべて」タブを開く。下までスクロールする。すると・・・
「一致した画像を含むページ」なる謎のコーナーが出てきた。意味不明。一致した画像を含むページを発見したら画像の検索結果タブにも表示してほしい。社会人として当然のことだと思うんだが?*3
下までスクロールするとガッツリ高画質な画像を発見。この画像でサーチすると・・・
たくさん出てきた。これまでの経験も併せて踏まえると、おそらくGoogleの画像検索エンジンは、低解像度な画像で検索すると、例え同じ高画質画像から派生した画像群とマッチしなくなる傾向があるっぽい。理由は不明。*4
とはいえ、このサイト群をよく見ていくと、3分の一ぐらいがツイッターの生誕祭タグのツイートに載せられた画像、3分の一が萌え画像まとめブログ的なもの、残り3分の一が外国のまとめサイトのようだった。日本のアニメの海外人気を語るのは今さらジローという感じだが、それ故海外にもやっぱりこういうサイトはあるんだなとちょっと感動。英、中、韓、あとフランスとかタイもあるっぽい。余談だけど作者の意図なんてお構いなしにここまでコピーされるっていうのは、やっぱりインターネットって怖いね。ワイモバイル解約してみまもりケータイだけで生活しようかな
高画質な画像は獲得できたが、所詮これらは違法アップロード。車で左折の時は後方確認の後合図を送った上再度安全確認をしたのちに路の左端に寄るなど、遵法精神に満ち溢れた私としては、どうしても大元の作者のページからDLしたい、というのが遵法人(じゅんぽうびと)の性である。そこで、これらのバナーの中から、作者のアップロードしたであろうサイトを見つけようと試みていく。
海外の転載サイトは論外として、ツイッターのタグツイートも、いくつか覗いたが出典を記載した物は無く。
最後に残されたのは、イラストまとめサイトである。この中から、一番アフィ臭のなく、なんかいい人がやってそうなイメージのNAVERまとめを開く。スクロールし、問題の画像の所まで来ると、なんとそこには出典の2文字が。
ブロマガ?という所も作者のブログっぽくて期待大。
開いてみるが・・・
まあ予想の範囲内である。こういうときには伝家の宝刀WebArchive。
あっそ。まとめサイトでした。NAVERまとめに期待したワシが悪かった。
次に開いたのはこのサイト(。*5モロアフィサイトである。タイトルにエロ絵と入っているものの、普通に公式絵も入っておりかなり失礼なページである。
カスみたいなアフィサイトではあるが、謎の真摯さを発揮し、二次元画像詳細検索なるリンクを表示してくれている。ご厚意に甘えてクリックしてみよう。
なんかめちゃくちゃ有能そうなサイトに行き着いた。どうやら有志のエンジニアが運営している二次元画像の検索サイトらしい。
もの凄い精度である。二次元画像が挙げられがちなサイトを中心にクロールしている?のかわからないが、Google画像検索とは大違いである。最近低質サイトの氾濫でGoogle検索結果の信憑性が落ちggrksが成立しないというのがよく言われているが、これもその一例といえるだろう。世界規模だから正義とは限らんのである。
が
悲しすぎる。正直大学の入学式が中止になったより悲しいかもしれん。 やっぱ嘘。
これを見る限り、「犬。」もしくは「。」というユーザーが「カレンちゃん」という題でアップロードしていると推測できる。
で、オタク御用達Twitterで検索すると
やはりこの絵は存在したらしい。
これらのサイトをアーカイブにかけてみたが、やはりhitしなかった。まあ、よく考えれば会員登録しないと見れないサイトはクロールされないので、致し方なし。*6
ここで、一夏の冒険は突如終了を迎えてしまった。とはいうものの、もうツイッターできんモザはじめ女の子の絵を追って4?5?年、正直あの人かな?という予想はついた。まあ、あの絵が存在したということが確かにわかっただけでもヨシ!
まとめ
このサイトすげえ
*1:Googleは、検索ワードの種類をAIが判別し、たぶん何かの人物なら画像が一番上に出るようになっている。これは簡単なようでかなりレベルが高いことである。
*2:執筆の途上で再現したが全部の画像で実行可能だった
*3:よくわからんけど天下のGoogleの縦割り的な何かなのか
*4:この仕様のために、200pixelの画像、400pixelの画像・・・と芋づる的サーチをこれまでよくしてきた。ガチで意味不明。
*5:http://nijinchu.com/anime/%E9%87%91%E9%AB%AA%E7%BE%8E%E5%B0%91%E5%A5%B3%E6%88%90%E5%88%86%E3%81%AE%E8%A3%9C%E7%B5%A6%E3%81%AB%E3%80%81%E3%81%8D%E3%82%93%E3%81%84%E3%82%8D%E3%83%A2%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%82%A8-2「金髪美少女成分の補給に、きんいろモザイクのエロ画像を集めましたvol.2」というサイト。しょーもないアフィなので全然見なくていい。
*6:クローズドなサイトのアーカイビングも、インターネット界の今後の議論の一つなのかもしれん。もうこの絵は消えてるので間に合わないんですけど